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補助金・助成金の支援

目次

私たちができること・できないこと

補助金・助成金の申請には、税務申告や法人設立と同じように士業の専門領域が関わる場合があります。そうした法的・税務的な業務については、私たちから適切な専門家をご紹介させていただきます。

一方で、中間支援組織として私たちが得意とするのは、「活動の価値を言語化し、伝わる形で整理すること」です。日々の活動に埋もれている強みや、当たり前すぎて見えなくなっている工夫を、第三者の視点から引き出し、申請書・報告書に落とし込むお手伝いをします。

支援の流れ

初回相談(どなたでも)

「こんな活動をしているけど、補助金って使えるかな?」という段階から相談いただけます。すでに気になる補助金・助成金がある場合は、その制度の要件を一緒に読み解いてみましょう。

まだ具体的な制度が決まっていない場合は、活動内容や組織の状況をお聞きしながら、相性の良さそうな制度を探すところから始めていきましょう。

個人の方でも相談は可能です。ただし、この後の伴走支援については、当施設の登録団体の方が対象となります。

制度理解と方針決定(伴走支援開始)

補助金・助成金には、それぞれ「何を実現したいのか」という制度設計の背景があります。その意図を理解した上で、みなさんの活動とどう接続できるかを一緒に考えます。

ここで大切にしているのは、「補助金を取るために活動を変える」のではなく、「本来やりたかったことを実現する手段として補助金を活用する」という順序です。無理に制度に合わせようとすると、申請後の活動が窮屈になってしまうので、注意が必要です。

申請準備(書類作成支援)

申請書の下書きから、予算計画の組み立て、必要な添付資料の整理まで、一緒に進めていきます。

「この活動は社会にどんな価値を生むのか」「なぜ今、この取り組みが必要なのか」といった問いを共有しながら、審査する側に伝わる言葉を探していきます。

数字の計算や書類の体裁といった実務的なサポートはもちろん、「自分たちの活動をどう説明するか」という本質的な部分にも時間をかけます。この対話のプロセス自体が、組織の未来を考える機会になることも多いです。

申請書提出と審査対応

申請書の最終チェックから、提出手続きのサポート、審査中に追加資料の依頼があった場合の対応まで伴走します。プレゼンテーションや面接審査がある制度では、想定問答の整理や練習の場を設けることもできます。

採択後の実施サポート

無事に採択されたら、ここからが本番です。

計画を実行に移す段階で「思っていたのと違う」「予算の使い方がわからない」といった疑問が出てくることもあります。事業を進めながら、困ったときに相談できる伴走者として関わります。

制度によっては中間報告が必要な場合もあります。進捗を振り返りながら、必要に応じて計画の微調整や、事務局への相談の仕方などもアドバイスします。

実績報告(完了まで)

事業が終わったら、実績報告書の作成をサポートします。領収書や証拠書類の整理、報告書本体の執筆、収支報告の作成など、細かな事務作業を一緒に進めていきましょう。

ここで大切にしたいのは、単に「報告義務を果たす」だけでなく、この一連の取り組みを通じて組織が何を学び、何を得たのかを言語化することです。次の活動につながる振り返りの時間として、この報告プロセスを活用していただけたらと思います。

対象となる方

相談のみ

どなたでも可能です。個人の方でも、まだ団体を設立したばかりの方でも、お気軽にお声がけください。

伴走支援

当施設の登録団体の方が対象となります。未登録の場合は、まず登録手続きについてご案内させていただきます。

八尾市市民活動支援ネットワークセンターつどいでは、組織の自律性を大切にしながら、専門的なサポートを提供できる体制を整えています。

補助金・助成金は、やりたいことを実現するための手段です。上手く活用することで、地域に新しい流れや良い変化が起こることを願っています。

未来は不確実で、不安かもしれませんが、挑戦できることにワクワクしながら一緒に歩んでいきましょう。

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